ふるさと納税って、自分では買わない「豪華なお肉」や「高級フルーツ」をもらうものだと思っていました。
でも私が選んだのは、「トイレットペーパー」や「トースター」。どちらも地味だけど、“わが家にぴったり”だったんです。今回はそんな、“派手じゃないけどムダにならなかった返礼品”の話です。
家計にやさしい日用品|トイレットペーパー
「ホタテ2kg!」「銀鮭3kg」「シャインマスカット3房」――そういう返礼品も魅力的だけど、私はちょっとためらってしまって。
食べきれるか不安だったし、冷凍庫に入るのかも心配で。届いたあとに「どうしよう…」って慌てるのが目に浮かんで、結局手が伸びませんでした。
その点、トイレットペーパーは、絶対にムダにならない。
日用品の出費がひとつ減るだけでも、家計的にだいぶラクです。
正直、華やかさはゼロ。
でも、スーパーで定期的に買っていたものがドンと届いて、しばらく買い足さなくて済む。それだけで、かなり助かったなと思いました。
家計の中で“必ずかかるお金”がひとつ減る感覚。
ふるさと納税って、返礼品をもらう制度というより、「納める税金の使い道を選ぶ」制度なんですよね。
だったら、“必ず使うもの”で返してもらうのは、意外と理にかなってる気がしています。
ただし、大量に届くので置き場所は要注意。私はクローゼットの一角を空けて、段ボールごと詰め込みました(笑)。スペースさえ確保できれば、コスパも安心感もばっちりです。
「どうせ払う税金なら、日用品で返してもらえるほうがいい」――そう思えるようになってから、ふるさと納税のハードルがぐっと下がりました。
ふるさと納税のしくみは、以下の記事で解説しています。

毎日ちょっと楽しくなる|アラジンのトースター
実は、ずっと欲しかったのが「アラジンのトースター」でした。
1万円以上するので、「いいなぁ、でも少し高いかな…」と、何度も迷っていたんです。
そんなとき、ふるさと納税の返礼品にあることを知ってびっくり。「毎日使うし、ムダにならないならアリかも」と思い切って申し込みました。
届いたときは、本当にうれしくて、“欲しかったけど手が出せなかったもの”が自分の家に来たことに、ちょっと感動しました。
外はカリッと、中はふわっ。朝のトーストがそれだけで楽しみになって、「いい選択だったな」と思える返礼品です。
返礼品って、“もらって得する”ものじゃなくてもいいんだなと感じた商品です。
暮らしの中で“毎日ちょっと楽しい”が続く。それって、すごくいい選び方かもしれません。

備えになる選択肢も|気になっている非常グッズ
まだ頼んだことはないのですが、非常用持ち出しバッグや、非常用トイレ、非常食の返礼品も気になっています。
防災グッズって、「そろそろ備えないと」と思いながら、ずっと後回しになっていて。調べ始めると種類も多いし、「何が必要なんだろう?」って悩んで、止まってしまうことも多くて。
その点、ふるさと納税の返礼品には、セットになって届く非常用品もあって、「これをひとつ選べば、とりあえずOK」みたいな気軽さがあるのが、ちょっと安心です。
届いた時点で、“ひとまず安心できる”というのも、ありがたい気がして。
そういう「背中をそっと押してくれるきっかけ」として、使うのもいいなと思っています。
「いつかちゃんと備えよう」と思っていた人こそ、この機会に検討してみるのもいいかもしれません。私も今年は、防災グッズ系に挑戦してみようかな……と、ひそかに思っているところです。
「わが家にちょうどいい」を選ぶということ
返礼品って、豪華なものを選ばなきゃいけないわけじゃない。
ホタテ2kgや高級フルーツも素敵だけど、私は「食べきれなかったらどうしよう」と思ってしまうタイプで…。
その不安があるくらいなら、安心して選べるものの方が、自分には合っていました。
日用品で家計がラクになったり、ちょっと憧れていた家電が毎日を楽しませてくれたり、後回しにしていた備えがひとつ進んだり。
そういう返礼品を選ぶだけでも、ふるさと納税って、ちゃんと役に立つ制度なんだなと、今は思えています。